大人数の華やかなパーティでなくていい、一生付き合う大切な家族と仲間にふたりのスタートを見守っていただき楽しい時間を過ごしたい。
そんな思いで、「みんなで一緒に旅するウエディング」はスタートしました。
当初は海外リゾートウエディングを計画していたおふたり。
カウンセリングを進めていく中で「大好きなお互いの家族と、一緒の時間をいっぱい過ごしたい」がウエディングコンセプトになりました。
自分たちでは見つけられなかった素敵な場所を提案してもらえたこともあり、場所を海外ではなく石垣島に変更。
プライベートホテルを2泊3日貸切にして、ゲストを自宅に招くようなスタイルに。
ウエディングコーディネーターと一緒に、おふたりらしく自由に創るウエディングを目指しました。
出発空港にはおふたりの他、ゲストの半数以上が集合しました。
ウェディングコーディネータの私もここから同行します。沖縄の乗り換えの空港ではお二人のスタイルに、周囲からは「雪国に行くの~?」というツッコミも。那覇乗り換えで一路石垣島までひとっ飛び。
おふたりが用意したアイテムたちが続々と届けられ、ふたりのイメージに沿ってホテル全体をアレンジ、空間をコーディネートしていきます。
その間、おふたりは誰もいないビーチへ移動してロケーション撮影を。沖縄の空にふたりの最高の笑顔がはじけます。
新郎新婦の衣装はクチュリエと一緒に創ったオリジナルデザイン。ショート丈のタキシードが新郎のこだわりで、ウエディングドレスは2wayで楽しめます。
おふたりが一番希望していたのがビーチでの記念撮影です。
夢が実現した嬉しさに思わずジャンプ! 自然と溢れるおふたりの笑顔を、たくさん写真に収めました。
ウエルカムボードは、新郎がボックスから製作した力作。内蔵されたフォトスクリーンにおふたりの紹介映像が流れます。
男性陣には、新郎が柄を選んだ蝶ネクタイを、女性陣にはフラワーコサージュを用意しました。
オープンエアに設けた会場で挙式を。ピンク色のバージンロードが印象的です。
ドレスコードを男性は白いシャツ、女性は白っぽいドレスに指定。両家のお母様とお祖母様はお揃いのワンピースを着ました。
笑顔と嬉し涙があふれる中ゲストと一緒に誓ったガーデン人前挙式。
参列していただいたゲストは、ダイビングを体験したり、観光を楽しんだり、当日到着して急いで駆けつけてくれたりと様々ですが、思いはひとつです。
「一緒にお祝いをしたい」その気持ちだけで集まってくれました。
この旅を計画した際に、事前にゲストのみなさんともお逢いしており、当日の司会も担当しながら、一緒になって楽しんだそうです。
まるでオブジェのようなリングピローは、ガーデン挙式に合わせてオーダーしたもの。挙式のなかでゲスト全員に署名していただいた証明書は、新婦が想いを込めてデザインしました。
パーティは、部屋とテラスを自由に楽しんでいただくフリースタイルに。
プールサイドで風に吹かれながら語り合うゲストの姿も見られました。
パーティのお開き後も、ご友人達と遅くまで語り合う幸せな時間を過ごされました。
映像スクリーンにもなるテラスに設けたBarは、来られなかったゲスト達からのメッセージビデオやおふたりからのウェルカムビデオを流し、まるで映画館にいるような空間に。
ウエディングケーキは、シェフお手製のカップケーキと、新婦が用意した大好きなクッキー屋さんのオリジナルクッキーをコラボレートさせたもの。
パーティの途中で飾り付けの仕上げを新婦自ら行いました。
パーティルームの壁にはインスタントカメラの写真で「LOVE」の文字を描きました。
毎月、付き合い始めた日に花を一輪届けてくれる新郎と記念に撮り始めたそう。
おふたりのこれまでの歴史が、大きなLOVEを綴ります。
自然の恵みをたっぷり浴びた、芳醇なフルーツや島野菜を使ったシェフこだわりのお料理。
セッティングは花嫁のテーマカラー「ピンク」にあわせて、ホテルのマダムがアレンジ。味はもちろん、目でも楽しんでいただきました。
翌日はゲストのみなさんと観光へ。
オリジナルで作ったおそろいのTシャツを着て、竹富島を満喫されました。
観光後、新婚旅行でハワイへと旅立つおふたりを「おめでとう~」で送り出し、「旅するウエディング」はお開きとなりました。